2018年8月9日(木)
「『ソーラーシェアリングで育てた』って、どういう意味ですか?」
2018.08.07.ちはま五寸人参01
今日午後、うちの人参の間引き菜をご購入(元町マルシェさんにて)してくださったお客様から、直接、お電話をいただきました。
淡路島ソーラーファームの野菜袋には、住所や連絡先、内容量の他、その野菜の特徴だったり料理名だったりを印字したシールを貼ってあります。
その一文に
『ソーラーシェアリングで育てました』というのがあります。
もちろん、当農園の一般露地栽培の野菜シールには記述していません。
お客様にソーラーシェアリングについての説明をさせていただくと、お客様はさらなる疑問へ。
「なぜ、そんなことをして野菜を育てているんですか?」
話は、少し長くなりますが・・・と前置きしつつ、電話なのでごく簡単にソーラーシェアリングを始めた理由をお話させていただきました。
さらにお客様の疑問は続きます
「畑の上にソーラーパネルがあって、その下で野菜は育つんですか?」
たぶんお客様のイメージでは、畑の上にびっしりと敷き詰められた風呂の蓋のような大きなソーラーパネル。その下の野菜には日光は届かず、薄暗いジメジメした畑・・・なのでしょう。
ご説明させていただきました。細長いソーラーパネル・十分に間隔を開けてあり、約7割は太陽光が畑に降り注いでいることを。
(参考写真:当農園2016年6月23日撮影)
そして、
特に今年のような酷暑と日照り続きでは野菜は傷み枯れやすいが、
太陽光が約7割の淡路島ソーラーファームの野菜は、なんとか頑張って生長していることを。
中には、酷暑7月にどうしても育たなかった野菜(サラダほうれん草・サラダ蕪)もありますが。
お客様はご納得いただけた様子で
「お仕事、お忙しい時にすみませんでしたね。ありがとうございます。」
と言って受話器をおかれました。
こちらこそ、ありがとうございます。
ソーラーシェアリングをし始めた理由やその下で育てている野菜達の特性を
私自身が再認識させていただきました。
2018.08.09.ちはま五寸人参01
2018.08.09.ちはま五寸人参02
2018.08.09.ちはま五寸人参03
夕方、ちはま五寸人参を自家消費分、収穫してマジマジと見てみました。
上の写真はもう、間引き菜ではなく、ほぼ成熟といったところでしょうか。
栽培期間中は農薬、化成肥料は不使用なのでアゲハチョウの幼虫やショウリョウバッタ?が美味しそうに人参の葉っぱを食べています。ゴメンねと言いながら、いちいち手で駆除しています。
水不足の期間があったせいか、白いひげのような根っこが水分を求めて地中を伸びていた感じです。春先に栽培していたちはま五寸人参より、みずみずしさに少し欠ける気がします。
土も固かったのでしょうか、5寸は無く3寸程度で短いです。
生で食べると美味しい人参なのでそのままポリっと食べられるしジュースにしても美味しいです。
まだまだ暑い日は続きますが、人参をはじめその他野菜は、ソーラーシェアリングの下(太陽光約70%)ですくすく育っています。
これからも野菜の様子をよく観察しながら丁寧に育てていきたいです。
お問い合わせありがとうございました。