特定外来生物『ナガエツルノゲイトウ』『アゾラ』のその後

2021年3月19日(金)

昨年12月20日のTV東京(大阪)で放送された「池の水ぜんぶ抜く大作戦」でも注目された特定外来生物の『ナガエツルノゲイトウ』と『アゾラ』

淡路島で初確認された『本田池(ほんでんいけ)』

我が田主(たず=水利組合)が管理していますが、その後、冬で水面上は刈れた様子に見えますが、水面下では来たる春に勢力を爆発させようとひそかにその時を待っているかのようです。

今日、水辺ネットワーク関係の4名の方々が、その後の様子を調査しに島外から来てくださいました。兵庫県内外各地で『ナガエツルノゲイトウ』と何度も戦っていらっしゃるスペシャリストです。

これを機に、淡路県民局の交流渦潮室環境課の方2名・兵庫県土地改良事業団体連合会淡路島ため池保全サポートセンター水土里(みどり)ネットの方4名にもお越しいただき、特に『ナガエツルノゲイトウ』の特徴・今後、農業や池の堤を脅かす恐れが大いにあることなどを、水辺ネットワークの方々から説明していただきました。

ところが、↓のような池から少し離れた側溝にも『ナガエツルノゲイトウ』が発見されたので、

場所を本田池から少しさかのぼったこの側溝に移して、実際にいろいろやって見せてくださいました。

既に新しい芽が出始めています。

1年で4m伸びるそうです。

この側溝になぜ『ナガエツルノゲイトウ』が生息するようになったかは不明ですが、たぶん、本田池の堤付近の草刈り時に『ナガエツルノゲイトウ』の折れた茎が草刈り機や長靴にくっついて、ここで落ちたのではないかということです。

↑上の写真の赤丸に『ナガエツルノゲイトウ』の根幹が張り込んでいます。緑の線はコンクリートの割れ目です。こうなっているとどうしようもないそうです。除草剤を散布し

上記のような遮光率の高いシートで光合成をさせないようにしっかりと覆います。

この側溝で、↑のような『ナガエツルノゲイトウ』の根っこが見つかりました。

長いものでは50cm~1mまで地中深く根を張るそうなので、表面の草や茎だけを除去してもダメだということです。

では、私達、素人にできることは何か?

新しく発見した場所には、下のような竹割り箸に目立つ色のテープやリボンをつけて、発見した場所に目印をつけておくこと。

むやみに取り除こうとすると茎がポキポキ折れて周囲に散らばってしまい、ますます増えていってしまいます。これはいけません!山へ捨てにいってもいけません!

午後からも水辺ネットワークの皆さんは本田池の調査を続け、今後の方針を田主と打ち合わせしました。

早い方が良いということで、今年4月10日(土)か11日(日)に水辺ネットワークの皆さんのご協力をいただきながら池の一部に遮光シートを被せることになりました。

ご協力いただける方がいらっしゃいましたら是非、ご連絡くださいますようよろしくお願いいたします。

淡路島ソーラーファームメールアドレス  info@awasora-farm.com

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